ワンルームマンションのタイプ


 ワンルームマンションと一口にいっても、その種類は豊富です。基本的には、キッチンやリビングなどのスペースが仕切られておらず、一つのスペースとなっているマンションのことですが、さまざまな需要からいろいろなタイプが生まれています。
 借りる立場から見ると、比較的小規模で、賃料も手頃なものから、部屋も広々として豪華なものまであるので、目的と予算に合わせて選べます。また、最近のワンルームマンションの中には、ファミリータイプのマンションと見間違えそうなほどに立派な造りのものもあります。
 交通至便で賃貸に最適なもの、オフィスなど仕事場向きのもの、学生向きのものなど、さまざまです。設備でも、オートロック完備のもの、防犯カメラなども充実したタイプなど、いろいろです。
 のちに分析を試みますが、シングルやDINKS(夫婦共働きで子どもがいないケース)が増加する傾向があり、また、社宅や独身寮としての使用も増えるなど、ワンルームマンションの用途は本当に多様化しています。
 これもあとで詳しくご紹介しますが、2006年の「新会社法」施行で、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)=個人起業家が増加していることも、ワンルームマンションの用途の多様化に拍車をかけています。

団地っぽいマンション

 ワンルームマンションの中にはウィークリーマンションやマンスリーマンションといった、1週間、1ヵ月といった、ごくごく短期間の賃貸を目的とした、家具や家電製品も設備されたものもあります。こうしたマンションは、その多くが専門のウィークリーマンション業者によって管理・運営されています。
 マンションの用途は、その立地や環境によっても変わります。
 東京23区内でも山手線内とその外側では立地条件もずいぶん変わります。例えば、都庁のある新宿区であれば、オフィスなどの用途のニーズが非常に高く、世田谷区や杉並区であれば、シングルのサラリーマン・OLやDINKSの夫婦、武蔵野市や三鷹市など、郊外に行くに連れて、ファミリーや学生のニーズが高まります。
 学校の所在地周辺では、都心であっても学生のニーズが高く、郊外でも大きな事業所や工場、大規模小売店の周辺ではサラリーマン、従業員などのニーズや社宅・独身寮としての用途の需要が高くなります。
 購入する場合の価格帯も立地によって、また、その規模などによっても変わります。
都心に近ければ価格も上がり、都心から少し離れていても、周辺の地価が高いエリアではマンション価格も高くなります。
 通常、都心から離れれば、それだけ価格帯も下がりますが、最寄り駅からの距離、周辺の病院、学校、商業施設などの環境によっても変化します。